2012年3月15日木曜日

雪のリンバレー撮影決行





ナチュラリストのAgnesが、妖精に会えるという森のスポットでの
ウエブ・マガジンの4月号の「今月のスピリチュアル・スペース」撮影を提案してくれて、
ふだん引き蘢りなので張り切って準備していたら
朝、眼下のダウンタウンはあいにくの雨模様。
しかし、雨くらいでひっこむAgnesではありませんでした。
撮影は決行!ということになり
ノースバンクーバーの彼女のお家でひとまずランチ。
シェア・メイトのヨガチーチャーAmiもジョインしてスピリチュアルな話で盛上がり、
リンバリーの森に着いた時にはすでに午後3時。
夏時間になったとはいえ、どしゃぶり雨、うっそうとした森の中はすでに暗い。
それからの2時間はまるでワンダーランドにいるみたいな
なぜかハイになってしまい(おそらくはあまりの寒さで)
傘をさしかけてくれるAgnesの手前もあり
乱獲シューティングを試みました。

そして、ふと気がつくと、森の緑のなんと鮮やかなこと!
雨に濡れて、すべての生き物が、そろって覚醒していくのを
肌で感じはじめると、それまでうっとうしく思っていた雨が
自然現象の大切な一部として感じられて
いとおしく、その自然の一部でいられる自分に
ひしひしと喜びが湧き上がってくるのでした。
雨が雪に変わった頃は、もう天国にいる気分。
寒さは意識の遠くに押しやられ
春の淡雪がまた雨に変わる頃は
完全に森の一員になっていました。
そして戻ってきてデータを見たら、300以上のシューティングしていて
そのどの一枚をとっても、今までの原生林の写真のなかで
最高レベルの写真が並んでいます。

告白すると、いままで深い森の写真が苦手で、あまりにもおおきな自然なので
その一部を切り撮ることにいつもふっきれないためらいがあり
切り撮られた写真にほとんど満足を得られなかったのに
本格的に原生林の写真に取り組んでから8年目に
やっと今日、本物の森の命の写真が撮影できたと思っています。

自分が全体のなかの一部であるということ、一部であることが素晴しいということ。
森の一部を本当にフレームで切り撮れてみて
初めてわかった真理なのかもしれません。
ありがとう!Agnes.

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